《半夏生》
大阪地震の発生から、3週間が過ぎようとしています。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、台風の影響で、お天気が不安定になっており、土砂災害などが危惧されています。皆さま、お気をつけください。
7月2日は、半夏生でした。
半夏生とは、夏至の日から数えて11日目にあたる日だそうです。半夏生の語源はいくつか諸説あるようで、「カラスビシャク」という薬草の生える時期にあたるというのが有名な説だそうです。
関西地方では、タコを食べる風習があるようで、半夏生が近づくとスーパーやチラシなどで、[タコを食べよう!]というのを見かけます。
我が家では、こどもでも食べやすいようにタコのチャーハンを作りました!
材料
ご飯…お茶碗2杯程度 茹でタコ…100gほど
玉ねぎ…1/2個 人参…1/4本
冷凍コーン…大さじ2 ベーコン…2枚
ごま油…大さじ1
🅰️ニンニクチューブ…2㎝ほど
オイスターソース…小さじ1
鶏ガラスープの素…小さじ1 料理酒…大さじ1
塩コショウ…適量
作り方
①タコ、ベーコンは食べやすい大きさに切ります。玉ねぎ、人参はみじん切りにします。🅰️の調味料は、合わせておきます。
②フライパンにごま油を入れて熱し、玉ねぎ、人参、ベーコン、コーンを炒めます。ある程度火が通ったら、ご飯を入れ、ダマにならないようにしっかり炒めます。
③🅰️の調味料を加えて、全体に混ざるようにしっかり炒めます。最後にタコを加えて軽く炒め、塩コショウで味を整えれば、出来上がり!
☆栄養素☆
半夏生には、なぜタコを食べる習慣があるのでしょうか??
元々は、田植えを終えた農家が、神様に豊作を願ったことから始まったようです。その時に、タコを捧げて、豊作祈願後にみんなで食べたことが、[半夏生にタコを食べる]習慣になったようです。
なぜ、タコを捧げたのか??
・8本足で稲がしっかり根をはりますように。
・稲穂がタコの吸盤のように、立派に実りますように。
という願いが込められているそうです。
タコには、『タウリン』という栄養素が多く含まれています!
タウリンは、アミノ酸の一種で、弱った肝機能を高める効果や、交感神経を抑制して血圧を下げる効果があります。
また、目の働きを助けて傷ついた網膜を修復する作用もあり、目薬の成分として活用されています。
タウリンは熱に強いので、焼いたり炒めたりしても、効率よく摂れますが、水溶性なので、煮る場合は、煮汁ごと食べられる料理がおススメです!
タコには、亜鉛も多く含まれています。
亜鉛は、さまざまな酵素の成分になり、細胞の生成、タンパク質の合成、ホルモンの合成・分泌など、新陳代謝を良くしたりするなどの効能を発揮します。
タコは、高タンパク低カロリーの食材ですので、ダイエットにもオススメの食材です♫
ただ、消化に時間がかかるため、胃の調子が悪い時には、食べ過ぎないように注意してください。
管理栄養士 N