8月4日は「栄養の日」!口の健康を守る食事法をご紹介!

こんにちは♪株式会社メディカルフロンティアです。日々猛暑が続いておりますね。

どうしても冷たい飲み物や甘いアイスなどを口にしたくなる季節です。

さて、みなさまは「栄養の日」という日があるのをご存じでしょうか?

8月4日は栄養の日

 毎年84日は「えいよう(エイト+よん)」の語呂合わせで「栄養の日」として定められています1

 

この特別な日に合わせて、81日から87日までは「栄養週間」となり、

栄養に関する意識を高めるためのさまざまな取り組みが行われます。

 

 

テーマは「口と栄養のおいしい関係」

「栄養の日・栄養週間」のテーマ設定は、

世の中のトレンド、栄養政策、食べ方、栄養摂取に関連する体の機能などから決まっています。

 

2024 年は、ライフステージごとの栄養課題に向き合う機会として

“口”に着目、「口と栄養のおいしい関係」となっています。

 

このテーマは、令和6年度の診療報酬改定や、「健康日本21(第三次)」で「口」と栄養の関係が注目されていることから設定されました。

 

管理栄養士や栄養士は、国民が口から食べ物を取る大切さを理解し、栄養改善に取り組むきっかけとなることを目指し情報を発信しています。2

 

 

口の中の健康に関する栄養と食事

口の中の健康を保つためにも、日々の食事選びが重要です。

ではどのような食事の選択が良いのでしょうか?

 

 

糖分を控えよう

口の中の健康を脅かすものとして一番に思い浮かぶのは虫歯だと思います。

虫歯は、食事中に摂取した糖分が口腔内の細菌により酸に変えられ、歯のエナメル質を溶かすことで発生します3

そのため、虫歯予防には糖分の摂取を控えることが重要です。

 

甘いお菓子や飲料を控えることで、虫歯のリスクを減らすことができます。

食べる量を減らすことに加え、食べる頻度を減らすことも重要です4

もし、甘いものを無意識に頻繁に食べているなら、食べる回数や時間を意識的に決めてみるのも良いでしょう。

 

 

キシリトールを取り入れよう

キシリトールなどの代替甘味料は虫歯のリスクを低減することができます。

たとえばキャンディーやガムなどのお菓子を購入する際は、キシリトールなどを使った製品を選択するのも良い方法です4

 

 

バランスの取れた食事

糖分を多く含む食品だけでなく、バランスの取れた食事を心がけることで、口腔内の健康を保つことができます。

特に食物繊維が豊富な野菜や果物は、咀嚼を促進し、唾液の分泌を増やすことで口腔内を清潔に保つ効果があります5

 

 

カルシウムをとろう

カルシウムはエナメル質の主成分であり、日常的に摂取することで歯を強く保ちます6

歯のエナメル質は、歯を保護するための最も外側の硬い層です。

エナメル質を強化することで、酸によるダメージを防ぎ、虫歯を予防することができます。

乳製品、小魚、緑黄色野菜などから摂取できます。

 

 

ビタミンKをとろう

ビタミンKはカルシウムの代謝に関与し、骨や歯の健康に寄与します。

ほうれん草、ブロッコリー、納豆などが豊富です。

 

 

口腔内の健康は全身の健康にもつながります。

適切な栄養を取り入れ、バランスの良い食事を心がけることで、虫歯や歯周病を予防し、健やかな生活を送りましょう。

 

 今回はこれに合わせて、口の中の健康に配慮した献立をご紹介します。

 

 

献立のご紹介

献立-----------------------------------

  *雑穀ごはん

 *鯛のアクアパッツァ

 *オクラとモロヘイヤのポン酢和え

 *きんぴらごぼう

 *具だくさん味噌汁

 *桃のヨーグルトムース

 栄養価---------------------------------

  *エネルギー:957kcal

 *たんぱく質:29.7

 *脂質:21.9

 *炭水化物:141.7

 *塩分:3.9

 ---------------------------------------

鯛のアクアパッツァはこちらの記事をどうぞ ⇒アクアパッツァ

レシピのご紹介

 夏にぴったりな、カルシウムの摂れるデザートのレシピをご紹介します。

<桃のヨーグルトムース>

材料(6人分):

・プレーンヨーグルト・・・200

・生クリーム・・・100

・砂糖・・・50

・粉ゼラチン・・・5

・水・・・大さじ2

・桃・・・適量

 

作り方:

  1. 粉ゼラチンを大さじ2の水でふやかしておく
  2. ヨーグルトをボウルに入れて半量の砂糖を加え泡だて器で混ぜる
  3. 別のボウルに生クリームを加えて残りの砂糖を加え7分立てにする
  4. 2と3を合わせしっかり混ぜる
  5. 1のゼラチンをレンジ500Wで20秒ほど加熱し、しっかり溶かし4に加えて混ぜる
  6. 型に流して冷蔵庫で冷やして固める
  7. 固まったら切った桃をトッピングする

 

 甘さ控えめで、さっぱりしていて夏にぴったりなデザートです。

  

管理栄養士のつぶやき

今回の献立は、口腔内の健康を支えるバランスの取れた食事を意識して組み立てました。

 

雑穀やごぼうを取り入れることで食物繊維を豊富に摂取し、咀嚼を促進します。

デザートのヨーグルトからはカルシウムを補給し、歯を強くします。

モロヘイヤからはビタミンKを摂取でき、歯の健康に寄与します。

 

これらの栄養素が組み合わさることで、口腔内の健康を支えるバランスの取れた食事が実現します。

さまざまな食材を取り入れたバランスの良い食事を意識し、口の健康を保っていきましょう

 ↓ ↓ ↓ 一緒にこちらの記事もご参考ください。

スーパーフードのキヌアを使って

繊維たっぷりのきんぴら♪

 

 

忙しい毎日の中でバランスの良い食事をつくるのは大変ですよね。

 すこしでも参考になれば嬉しいです!

 

 

 

参考文献

*1)「栄養の日・栄養週間」とは:公益社団法人 日本栄養士会

*2)栄養の日・栄養週間2024」について:公益社団法人 日本栄養士会

3e-ヘルスネット「虫歯」:厚生労働省

4e-ヘルスネット「甘未(砂糖)の適正摂取方法」:厚生労働省

5e-ヘルスネット「歯・口の機能」:厚生労働省

6e-ヘルスネット「カルシウム」:厚生労働省

  

 

筆者のプロフィール

株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)

▼管理栄養士の正社員勤務11

▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年、管理職6

これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。

これからは、少しずつですが身近な旬の食材を使った簡単レシピをご紹介していきます♪

コンセプトは、これまで携わってきた健康的な病院や福祉施設の献立をイメージしています。

食材は予算を考慮し、簡単な工程を意識した内容です。

お時間があるときに、ぜひ少しだけ立ち寄ってくださいね♪