新ショウガで冷え対策!夏にぴったりの献立

こんにちは♪

最近、新ショウガが手に入ったので、今回は新ショウガを使った献立をご紹介します。


新ショウガとは、初夏に収穫されたばかりの根ショウガのことです。

この時期の新ショウガは繊維質が少なく、お寿司屋さんのガリにも使われています。

 

生姜の効能

7月に入り、本格的な暑さが始まりましたが、実は冷え対策も大切です。

エアコンの冷気や冷たい飲み物で体が冷えることが多く、特に女性の方は職場の冷房による冷え性に悩むことが多いのではないでしょうか。

そんな時こそ、体を温める生姜を取り入れたいものです。

 

生姜には、ジンゲロールという辛み成分が含まれており、血行を促進して体を温める効果があります。

生姜を加熱・乾燥させると、ショウガオールに変化し、胃腸を刺激して内臓の働きを活発にすることで、体の中から温めて冷え性の改善に役立ちます。

 

この夏、積極的に生姜を摂り入れて、冷え対策を心がけましょう。

 

 

献立のご紹介

献立-----------------------------------

 

*麦ご飯

*豚肉の生姜焼き

*ブロッコリーサラダ

*新ショウガのきんぴら

*しめじと玉ねぎの炒め物

*すもも

 

栄養価---------------------------------

 

*エネルギー:719kcal

*たんぱく質:26

*脂質:25

*炭水化物:73

*塩分:3.6

 

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レシピのご紹介

<新ショウガのきんぴら>

材料(人分):

・新ショウガ・・・300

・枝豆ゆで(冷凍)・・・適量

・油・・・大さじ1/2

・☆酒・・・大さじ3

・☆うすくち醤油・・・小さじ11/2

・☆砂糖・・・大さじ1

 

  1.  新ショウガは皮ごと薄切りにする
  2.  鍋に油を熱し、強めの中火で新ショウガを炒め、全体に油が回ったら☆を加えて炒め煮にする
  3.  汁が少し煮つまったら枝豆を加え、手早くからめて器に盛る。

 

 生姜は料理の脇役になることが多いですが、今回は主役の料理を選びました。

新ショウガは、水分が多くて柔らかいので皮ごと使いました。

すがすがしい香りを生かすため、醤油も砂糖も控えてあっさりの味付けです。

目が覚めるようなさわやかな辛みでした。

 

 

※きんぴらにすると食べやすくなりますが、生姜は胃への刺激が強いため食べすぎにはご注意ください。

110gが目安です。写真では見栄えのため、少し多めに盛り付けしています。

 

 

 

管理栄養士(筆者)のつぶやき

生姜は香味野菜で、塩分が気になる方にも積極的に取り入れてほしい食材です。

香味野菜を上手に使うと、美味しく減塩ができます。

 

例えば、この時期に人気の冷たいそうめんは、塩分を多く摂取しがちです。

しかし、すりおろした生姜を加えることで風味が増し、薄味でも美味しくいただけます。

生姜を加え、少しめんつゆを薄めにするなど工夫してみてください。

 

このように、香味野菜を積極的に取り入れて、減塩を心がけましょう。

 

 

 

 

忙しい毎日の中でバランスの良い食事をつくるのは大変ですよね。

 

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

参考文献

一流料理長の和食宝典.株式会社世界文化社.2008(p166) 

生姜は体を温める効果があるそうだが、どのような成分が働いているのですか。:農林水産省

今月の特集は高知県の新しょうが!:独立行政法人農畜産業振興機構

e-ヘルスネット「栄養・食生活と高血圧」:厚生労働省

2024.7.9参照)

 

 

 

 

筆者のプロフィール

株式会社メディカルフロンティア 専属ライター(管理栄養士)

▼管理栄養士の正社員勤務11

▼栄養指導3年、調理現場3年、献立作成5年、管理職6

これまで病院に所属し、主に栄養管理や献立管理を担当してきました。

これからは、少しずつですが身近な旬の食材を使った簡単レシピをご紹介していきます♪

コンセプトは、これまで携わってきた健康的な病院や福祉施設の献立をイメージしています。

食材は予算を考慮し、簡単な工程を意識した内容です。

お時間があるときに、ぜひ少しだけ立ち寄ってくださいね♪